現場レポート

鹿島台建築作業所

工事件名 東北本線鹿島台駅本屋・東西自由通路新設他
発注者 JR東日本 東北工事事務所
工期 平成26年2月14日~平成28年1月20日

はじめに

当作業所は宮城県大崎市鹿島台駅にあります。大崎市は平成18年に1市6町の合併により誕生した市で、鹿島台駅周辺地区は大崎市の南の玄関口であるJR鹿島台駅を中心とした東西約90haの区域であり、仙台から35分という利便性に恵まれ1日あたりの乗降客数が4千人を超す交通需要を有しています。このような中で鉄道を挟んで西側に商業・官公庁、東側に住宅が分布し、東西の往来は住民の生活にとって非常に重要であり東西通路のための新たな動線の確保、西側だけの駅改札口による朝夕の駅前混雑解消を目的として大崎市はまちづくりを計画されました。

鹿島台駅完成イメージ図

鹿島台駅完成イメージ図

本工事・作業所の概要

大崎市の都市再生整備計画の一環でJR東日本東北工事事務所は、大崎市からの受託工事で東西自由通路の新設及び鹿島台駅本屋新設を発注し、当社で施工を請け負いました。

構造は鉄骨造2階建て、延べ面積は1,301.26m2、最高軒高さ12.658mとなっています。

建物の特徴は24時間往来可能な東西自由通路と橋上駅舎に窓をふんだんに設け、内部空間が明るいイメージとなっており、また外観は4種類のパネルを使い、特に東口・西口1階部分は隣町松島町品井沼にある明治潜穴のアーチをモチーフにして大崎市の南の玄関口にふさわしい顔となっています。作業所の構成メンバーは、坂野井所長、千葉担当所長、吉田訓担当所長、梅戸副所長、菊田工事主任、三浦工事主任の計6名で日中・夜間の2交代制で現場を管理しています。常に列車運行と隣り合わせの作業環境において運転支障事故を起こさないよう新規入場者には一般的な教育とは別に「支障物リストの説明」「列車停止ボタンの場所と仕組み」「過去の鹿島台構内で起きた事故事例」「私はルールを守ります」等パネルを使い現場の特性を重点的に説明し、視覚的な教育で作業員の理解度を高める取組みをしています。

明治潜穴

明治潜穴

現場特性を説明する坂野井所長

現場特性を説明する坂野井所長

工事の状況

平成26年2月から仮駅舎の工事に着手し、その後既存駅舎の解体作業に入り同年8月25日に安全祈願祭が行われ、本体工事が本格着工しました。

中ホームの杭工事は機械本体を130Tクレーンで揚重し、狭小地でも施工可能なTBH工法による場所打ち杭を行いました。しかし、き電停止や線路閉鎖の日程確保が難航し、当初計画の倍となる90日を要しました。またH26年12月から始まった鉄骨工事も同様の問題で制約を受けましたが、130Tクレーン1台及び70Tクレーン2台を併用し効率化を図り、27年5月に建て方が完了しました。5月末時点で工事全体の進捗率は50%となっております。

現在までに各所基礎工事、外壁胴縁取付、階段部分のコンクリート打設などを行っており、今後は屋上防水、外壁取付、内装工事、床タイル貼りなどを進めていきます。

現場全景

現場全景

東西自由通路内部施工状況

東西自由通路内部施工状況

安全への配慮

東口・西口のクレーン作業における旋回では、営業線近接範囲及び架空線や隣接する変電所からの離隔距離が制限されているために、3箇所にレーザーバリアを設置しています。これは地面に対して鉛直にバリアを張ることにより、クレーンのブームが旋回時に施工区域を越えないよう細心の配慮を行っています。

レーザーバリア設置状況

レーザーバリア設置状況

おわりに

これから工事はピークを迎え10月末の開業に向けてより一層工事が錯綜していきますが、発注者や協力会社と綿密な打ち合わせを行っていき、無事故・無災害で完工できるように進めていきます。

左から〈担当所長:吉田訓〉〈事務:伊藤史織〉〈担当所長:千葉弘昭〉〈所長:坂野井健〉〈工事主任:菊田幸助〉〈工事主任:三浦惇〉〈副所長:梅戸俊一〉

左から〈担当所長:吉田訓〉〈事務:伊藤史織〉〈担当所長:千葉弘昭〉〈所長:坂野井健〉〈工事主任:菊田幸助〉〈工事主任:三浦惇〉〈副所長:梅戸俊一〉

Page Top